‘HIROSHIMA’ が有名になった日から、今年で79年になる
もはや’戦後’という言葉もピンとこない世代が多い。
今やHIROSHIMA、NAGASAKIの原爆の日がいつなのか分からない日本人が多いでしょう
関心が向かないのは平和である証拠なので仕方ないと思います。
ただ世の中が無関心であり続ける事で危機意識も薄くなり、世界中が自国の利益を優先しがちになる
これまでの戦争は、独裁者の判断だけではなく、大衆の無関心と無知が戦争に向かわせた事に注意を払いたい。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、イスラエル・パレスチナ情勢など
緊迫してきた国際情勢を見て’新しい戦前’ という言葉もよく目にするようになる今、
皆んなが「戦争」を意識をする事で「反戦」につながるのではないかと考え制作をしています。
橋田 直人
橋田直人は1979年広島県に生まれました。
祖母は被爆により、重傷を負いました。病院での姿は写真家の土門拳の写真集に収まっています。
祖母の姿を見て育った橋田は、祖母から伝え聞いたことや資料から広島を描くようになりました。
79年が経ち、また不安を感じる現実が目の前にあります。
今までの作品を展示いたしますので、それをご観賞いただきながら、私たちがしなければならないことを、ともに考えたいと思います。
十一月画廊 金井章子
全ては一つ
それでも離れて存在している
共にありたいが、別々でないといけない
共になると消滅する
共になろうとしないと喪失する
たいがいのことは時が解決してくれる
たいがいでないものは拡がっていく
拡がりは一つへ
The world in my mind becomes one
but it still exists individually.
It must be separated
despite the fact that I want to be with it.
If they aren’t together
they will vanish eventually.
Time will solve the questions
that I have in my mind.
They are expanding continuously deep within me.
Gradually, they will become one.